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“トランプ大統領”の授賞式出席に批判も ソレンスタム毅然「前を向くだけ」

現地時間21日に開幕する米国女子ツアーの開幕戦「ダイヤモンド・リゾーツ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」のセレブリティー部門にアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)が出場する。19日にはフロリダ州オーランドの会場で、今月7日にホワイトハウスで行われた大統領自由勲章授賞式出席後初となるインタビューに応じた。

きょう発表されたキャロウェイの新ドライバーがこれ

授賞式前日の6日は首都ワシントンでドナルド・トランプ氏の支持者が抗議デモを実施。一部が暴徒化し、米連邦議会議事堂を一時占拠、5名の死者を出す大惨事となった。大統領選に敗北したトランプ氏が、「我々は選挙を盗まれた。連邦議会に向かって行進しよう」などと支持者に向かってスピーチしていたことから、暴徒を扇動したとして大きな批判を浴びていた。

ソレンスタムはゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)とともにその6日夜にワシントンに到着。翌日トランプ大統領から授賞される式に出席したのだが、「辞退すべきだったのでは」と非難を集めた。

この授賞式は昨年3月に行われるはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されていたもの。それについては「2019年に受賞が決まってから、歴代の受賞者を改めて見た。1063年から始まり、科学、芸術、スポーツとあらゆる分野で世界がよりよくなるために貢献したすばらしい人々。首都で起きた恐ろしい出来事はとても悲しいけど、過去は見ないで、今は自分のできる未来に向けて前を向くだけ」と話した。

出席したことを後悔しているかと尋ねられると、「反対意見もたくさんあることは聞いているが、今はゴルフに集中する。私は『もしもこうしていたら』…と、あとから考えることはしない。いつも前を向いて、自分のエネルギーは常にゴルフへ恩返しすることに使いたい」と毅然とした態度で答えた。50歳を迎えたソレンスタムは、今年の1月1日からIGF(国際ゴルフ連盟)会長に就任している。(武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>