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タイガー・ウッズ、5度目の腰の手術を敢行 21年の復帰は未定に

現地時間19日午後、タイガー・ウッズ(米国)が5度目の腰の手術を受けたことを発表。2021年の復帰戦と見られていた1月28日開幕の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」(米カリフォルニア州)、2月18〜21日の「ジェネシス招待」(米カリフォルニア州)の出場は見送ることになった。

タイガーは自身のファンデーションを通じてツイッターで発表。12月に長男のチャーリー君とペアを組んで出場した「PNC選手権」(12月19〜20日・米フロリダ州)から腰痛があったとし、「その後に椎間板切除の手術を受けた。医療チームは大変うまくいったと確信、完治を期待する」とした。

「トレーニングを開始し、ツアーに戻れることに集中したい」とタイガーはコメントしている。

17年初旬、脊椎固定術による4度目の手術を受け18年にツアー復帰。優勝争いに絡む活躍を何度もみせた後に9月の最終戦、「ツアー選手権」でツアー通算80勝目を挙げた。

タイガーは左ヒザの手術もこれまで何度も受けてきた。20年は1月のファーマーズ・インシュランス・オープンで9位に入ったのが最高位。以降は腰痛が再発していたようで、過去8度の勝利を挙げている3月の「アーノルド・パーマー招待」も欠場していた。

新型コロナウイルス感染拡大から中断していたPGAツアーが6月に再開して以降は7月の「メモリアル・トーナメント」で復帰。「全米プロゴルフ選手権」、「全米オープン」、またカリフォルニアで開催された「ZOZOチャンピオンシップ」に参戦。11月の「マスターズ」にはディフェンディングチャンピオンとして臨み、初日は「68」で10位と好スタートを切ったが、最終日は「76」と崩れ38位タイに終わった。

昨年12月30日に45歳を迎えたタイガー。ツアー復帰は未定ながら、「4月のマスターズまでに完全復調を目指す」と見られている。

また2月のジェネシス招待はホストとして現地入りする予定だ。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>