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全英が控える木下稜介 3連続締めに「今後につながる終わりかた」

<ソニー・オープン・イン・ハワイ 最終日◇17日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>

初の米ツアー挑戦で、世界レベルの壁の高さを目の当たりにした。2日目にカットラインギリギリながらも、なんとか予選通過を果たした木下稜介。トータル5アンダー・66位タイから出た最終日も苦戦を強いられた。

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前半を「34」と1つ伸ばして折り返したが、後半では2、4、5番と立て続けに3つのボギーを叩いて後退。それでも「特に後半が流れがすごく悪くて苦しかったけど、諦めてしまえばそこで終わりなので、1打でもいいスコアで上がるという気持ちでプレーした」と奮起した。7番パー3から3連続バーディを奪って後半の「+3」を帳消しにすると、「69」でホールアウト。トータル6アンダー・67位タイで1週間を終えた。

「日本だとそこまで悪くないかなと思う。ただ、きょうは1アンダーですけど、オーバーパーの気分です」と、改めて米ツアーのレベルの高さを痛感。今年の7月に控える「全英オープン」出場に向けて、課題と収穫を得た4日間だった。

昨年1月の「SMBCシンガポールオープン」で日本人最上位に入り、同年の全英オープン出場権を獲得。メジャー出場をモチベーションに準備を整えてきたが、新型コロナの影響で2020年大会は中止となった。出場資格は21年に持ち越しとなり、予定通りにいけば7月にいよいよ全英に臨むこととなる。

「(全英に)ピークを合わせてやってきていたので、延びて逆に良かったかなと思います。ソニー・オープンも経験できましたし、それはすごくラッキー。全英までにまず国内で優勝して、なんとか米国に来られるチャンスをどこかでつかめるように、もう少し頑張りたい」

今のところ、確定している日本ツアーでは4月の「東建ホームメイトカップ」が直近の試合。長いオフの間に合宿を組み、1年越しの大舞台に向けて調子を上げていく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>