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小平智は5バーディも順位↓ クラブ契約フリー、シード最終年に思う“内容の変化”

<ソニー・オープン・イン・ハワイ 3日目◇16日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>

反撃開始を目指した小平智が、5バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「69」と一つ伸ばすにとどまり、トータル6アンダーの60位タイでムービングデーを終えた。

出だしの10番パー4でセカンドを1.5メートルにつけバーディを奪うと、12番パー4でも1メートルにつけて楽々バーディ。最高のスタートを切ったが、13番でパー4ではティショットを曲げると、3オン3パットのダブルボギーを喫した。

それでも18番パー5ではバーディ奪取。気持ちよく後半に入ると1番から連続バーディ。一時はトータル8アンダーまで伸ばし、上位進出も見えた。ところが6番でパーセーブに失敗すると、8番でもボギー。「いい流れになってもなかなかきょうはパターが入ってくれなくて、うまくしのげなかったし、ことごとく全部外していた」。最終9番パー5でもスコアを伸ばせずに、唇をかんだ。

これまでは狂いが生じればスコアを落としていたが、「気持ち的には、ショットがいいので、いままでの伸びていない感じよりは。いままでなら2オーバー、3オーバーくらいいっていたかもしれないけど、ショットがいいのでなんとか1アンダーで回れている」と、大崩れしないのが今の小平だ。

昨年末から安定して予選通過を果たしてきた。今年は2018年「RBCヘリテイジ」優勝の権利で得た出場権も最終年。なんとかシード確保を目指しシーズン序盤の今から結果を求めて行きたいところ。クラブ契約も今年はフリーとなり、気分一新の21年初戦は、残りあと1日。粘りのゴルフで少しでも上昇したい。

「いい終わり方をしたい。この3日間は調子自体は悪くないので、気持ち的にはこれから始まる感じ」。初日は5つ、2日目は6つ、そして3日目は5つのバーディを奪っており攻撃面は機能している。あとは守りを固めて、一気にジャンプアップして次週の「ザ・アメリカンエクスプレス」へと進む。

<ゴルフ情報ALBA.Net>