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世界1位のコ・ジンヨンが逆転優勝 わずか4試合で賞金女王に輝く 畑岡奈紗は38位T

<CMEグループ・ツアー選手権 最終日◇20日◇ティブロンGC(米国フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>

優勝賞金1億1400万円の米国女子ツアー2020年最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」の全日程が終了した。シーズン最後の試合で笑ったのは、世界ランキング1位のコ・ジンヨン(韓国)だった。7バーディ・1ボギーの「66」をマークして、トータル18アンダーで優勝。ツアー7勝目を挙げた。

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ジンヨンはこの日、首位と1打差の2位でスタート。スタートの1番パー5でいきなりバーディを奪って首位に並ぶと、前半は2バーディ・1ボギーとスコアを1つ伸ばして折り返す。すると後半、11番パー4で4メートルのパーパットを沈めてゾーンに入る。12番から14番まですべて1ピン以内のバーディチャンスにつけて2位以下を突き放すと、16番パー3のバーディでダメ押し。最終18番パー4では、残り190ヤードのアゲインストのセカンドショットをピンにつけて、ウイニングパットもバーディ締め。最後は2位に5打差をつけて世界ランキング1位の貫禄を見せた。

この大会が始まるまで、ジンヨンは3試合に出場して賞金ランキングは56万7925ドルで13位。優勝賞金110万ドル(約1億1400万円)を一気に積み上げ、136万5138ドルでトップを走っていたインビー・パーク(韓国)を抜き去り、今季わずか出場4試合で『賞金女王』に輝いた。

畑岡奈紗はトータル1オーバー・50位タイからスタート。3日間で13ボギー・2ダブルボギーと苦戦していたコースだったが、この日はボギーフリーの「69」をマークし、トータル1アンダー・38位タイで大会を終了。18年の初勝利から3季連続優勝とはならなかったが、ラウンド後のインタビューでは「来年は体の不調がなくなるように、レベルアップしたプレーを見せたい」と前を向いた。

単独トップでスタートした今年の全米女子プロ覇者キム・セヨン(韓国)は、3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばすことができずトータル13アンダー・2位タイ。今季3勝目と『賞金女王』のタイトルがかかっていたが、最後の最後でジンヨンに逆転を許してしまった。それでも、今大会の2位で『ロレックスプレーヤー・オブ・ザ・イヤー』のタイトルを獲得している。

また、シーズンの最少平均ストローク『ベアトロフィー』に輝いたのはダニエル・カン(米国)。『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』のタイトルは来年に持ち越しとなった。これで2020年のシーズンは終了。2021年シーズンは、フロリダ州で開催される「ダイヤモンド・リゾーツ・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で1月21日に開幕を迎える。

<ゴルフ情報ALBA.Net>