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畑岡奈紗は28位浮上も… ジェットコースターのような1日に「嫌な予感はしていた」

<CMEグループ・ツアー選手権 2日目◇18日◇ティブロンGC(米国フロリダ州)◇6556ヤード・パー72>

優勝賞金1億1400万円の米国女子ツアー2020年最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」は2日目の競技が終了。初日に45位タイと出遅れた畑岡奈紗は7バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「70」とスコアを2つ伸ばしてトータル1アンダー・28位タイに浮上した。

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前半は圧巻だった。「前半はパッティングもすごく良くて」と出だしの10番で5メートルを沈めてバーディ発進を決めると、12番で4メートルを沈めたのを皮切りに4連続バーディ。17番、折り返しての1番でもスコアを伸ばして、一気に首位の見える位置までリーダーボードを駆け上がる。

だが、「ちょっと嫌な予感はしました」という後半。「2番から5番は自分の中で鬼門」という2番でグリーン右奥からの3打目のアプローチをオーバーさせてしまい4オン2パットの“素ダボ”を叩くと、6番のティショットを右の林に入れるなど3ボギー。2番以降はバーディを奪えず、アンダーパーにまとめたものの28位タイに落ち着いた。

嫌な予感の原因は何なのか。「何となくです」と言いつつ、畑岡が理由を明かす。「フロントナインの方が苦手意識じゃないですけど難しい。きょうの前半もコースでいいスイングができて6つバーディを獲れたわけじゃなかったので」。ここ数試合続いている“練習場ではできるのに、試合でできない”という状態。バーディラッシュでもそこが改善されたわけではなかっただけに、良い流れが傾く兆候を感じていた。

また、背中に違和感もあるという。「痛いわけじゃないですけど、なんかちょっと気になるなというのがある。トレーナーさんにいいヒントをもらって、肩甲骨をちゃんと寄せて立たせて、というのをずっとパターでも意識してやっていたんですけど、段々こう丸まってきてしまった。そこもしっくり来ていない原因の1つ」。そのため、この日は珍しく練習せずに帰路についた。

「あしたは朝からしっかり攻めて行って、もったいないミスはしないようにだけしたい」。3日目は“鬼門”が待つアウトコースからスタート。なんとか前半9ホールを乗り切って、インコースで2日連続の猛チャージといきたい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>