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スタート時には爆笑! 元祖天才少女で大会ホステスの金田久美子が好発進

<カストロールレディース 初日◇17日◇富士市原ゴルフクラブ(千葉県)◇6452ヤード・パー72>

2020年のステップ・アップ・ツアー最終戦を飾る「カストロールレディース」が開幕。第1ラウンドを終えて、カストロール契約選手の金田久美子が、トップと2打差のイーブンパー・3位タイの好スタートを切った。

アンダーパーはわずか2人。例年にも増して過酷さを増したコースで、大会初出場の金田は我慢のゴルフを続けた。「ショットがあまりよくなく、パットでしのぐ1日でした」。決して本調子ではないなか、これまでに培った経験も生かし上位へと名乗りを挙げた。

この日のラウンドは、笑いに包まれたなかでのスタートとなった。本大会はBPカストロールの小石孝之社長が、朝の1番ティでスタートコールをするのが“恒例行事”。金田の紹介は、『天才少女と呼ばれて20数年〜』というセリフから開始。それを聞いた金田は「もういいって〜」と“つっこみ”を入れながら、耐えきれず爆笑してしまった。

すると「スタート前にあんなに笑ったのは、人生で初めてです(笑)」と、これで肩の力がスッと抜け、朝一からナイスショット。「すごく応援してくださるので、その大会で頑張りたい。でも社長があんな風にスタートコールをするのは知りませんでした(笑)」と、ちょっとした“サプライズ”を楽しむことができた。

11年には「フジサンケイレディスクラシック」でレギュラーツアー初優勝。その後はシード選手を行ったり来たりで、この3年間は賞金シードを逃している。今季はQTランキング113位と、出場できる試合がかなり限られているなか、ホステス大会でステップ優勝を決め、21年へとつなげたい。

「最終日まで上位でいられるようにしたいですね。そのために明日はスコアを伸ばしていきたいです」。大人になった“天才少女”が、その期待に応えるため、最後まで全力を尽くすことを誓った。

<ゴルフ情報ALBA.Net>