<フンドーキンレディース 2日目◇11日◇臼杵カントリークラブ(大分県)◇6293ヤード・パー72>
黄金世代の“希望”がこの日も好プレーを見せた。5バーディ・ノーボギーと連日のボギーフリーラウンドでトータル10アンダー・単独首位に立った植竹希望。今季2勝目に王手をかけた。
スタートから3連続バーディと絶好のスタートだったが、「このままいい感じでベストスコアが出るのかなと思ったけど、そんなに甘くはなかった」。4番で1メートルのパットを外してパタッと勢いは止まるものの、ボギーは叩くことなく単独首位の座についた。
ショットの安定感が植竹のプレーを支えている。今年はレギュラーツアーに8試合出場し、パーオン率は76.01%でイ・ミニョン(韓国)に次ぐ2位。ステップ・アップ・ツアーでは4試合で83.33%と堂々の1位だ。
昨年のステップでは20試合の出場でパーオン率62.58%(51位)だったから、試合数が違うとはいえ、目に見える成長を遂げている。これは植竹が持つ向上心と練習量のたまものだ。
「コーチである松澤知加子さんに、『パーオン率を上げないとバーディパットが打てないから、勝てないよ』と言われてから、いろんな球筋を練習しています。フェードにドロー、高い球に、低い球。風が吹くときや雨が降るなかで、その球筋がどうなるのか。TOTOジャパンクラシックで最終日に全美貞選手と回ったんですけど、レベルの違いに愕然としました。と同時に、私がいまやっていることは間違っていないと確信しました。練習して追い付きたいではなく、追い越せるようになりたいです」
希望という名の通り、未来への望みをかける22歳。これまでの鍛錬を今季2勝目で結実させる。
【上位選手のコメント】
■リ・ハナ(トータル9アンダー・2位)
「アイアンショットが初日より良くて、パーオンも多かった。特に後半はリズムよく回れましたね。簡単じゃないコースなので、最終日も気は抜けない。打ち上げが多く、セカンドショットのクラブ選択に頭を使います。優勝は気にしていません。同じ様に平常心でラウンドしたい」
■小倉ひまわり(トータル8アンダー・3位)
「朝から緊張していたけど、7番でアプローチを寄せてから落ち着けた。前半は、ショットが散らばって大変だったけど、最低限に抑えることはできた。(植竹)希望ちゃんは3連続バーディスタートだったし、リ・ハナちゃんも、スイングがきれいで曲がらない。最終日も最終組で一緒に回るけど、私は自分のプレーをするだけです」
■吉川桃(トータル5アンダー・4位)
「初日と同じでショットの調子がイマイチ。アプローチとパターでしのぎながら、試行錯誤のラウンドでした。17番は、6メートルのパーパットが残ったんですけど、上りのフックラインがジャストタッチで入ってくれた。あれはすごく大きかったです。初日、2日目とノーボギーラウンドだったけど、意識はしていません。最終日もメリハリのあるプレーをしたい」
<ゴルフ情報ALBA.Net>
【関連ニュース】