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好調の“ルーキー”宮田成華 初優勝へ「ベストを尽くすだけ」【ステップ2日目コメント集】

<中国新聞ちゅーピーレディースカップ 2日目◇24日◇芸南カントリークラブ(広島県)◇6460ヤード・パー72>

昨年のプロテストでは、4度目の受験で悲願の合格。晴れて正会員入りして今季に臨んでいる宮田成華が7バーディ・2ボギーの「67」をマークし、首位と2打差のトータル5アンダー・4位タイと初優勝も視野に入る位置につけた。

頬をふくらませる宮田成華【写真】

初日こそ「72」とイーブンパーにとどまったが、「きのうはショットに違和感があったけど、きょうはうまく修正できた。雨が降って、きのうよりちょっとグリーンも止まってくれたので、チャンスをうまく決めることができました」と、天候も味方してのバーディラッシュだった。

“ルーキー”と呼ぶのはいささか違和感がある。1997年生まれの22歳。昨年のプロテストに合格するまでは、単年登録してツアーに挑んできた。昨年のステップでは7試合中トップ5入り2回と優勝争いにもからんだが、レギュラーツアーでは18試合中トップ20入りがわずか2度で、予選落ちも半分以上の10度味わった。年間獲得賞金は約417万円(106位)と、分厚い壁に阻まれた。

しかし今年は開幕から好調。レギュラーツアーでは自身初戦の「ゴルフ5レディス」で19位タイ、先週の「デサントレディース東海クラシック」では初のトップ5入り(5位タイ)を記録するなど、すでに昨年の獲得賞金額に迫る約387万円(55位)を稼ぎ出している。

「先週のデサントレディース東海クラシックのトップ5入りで自信もついた。優勝はもちろんしたいけど、ベストを尽くすだけです」。今季のQTランクは185位のため、レギュラーツアーにはほぼ推薦での出場となる。さらなる飛躍につなげるべく、まずは主戦場での初優勝を狙う。

【その他、上位選手のコメント】

■植竹希望(6アンダー・2位タイ)

「体力的に辛くて、朝から眠気が取れなかった。スタートから連続ボギーで、このままだと予選落ちすると思って目が覚めました。今朝、コーチの松澤知加子さんに“疲れてきているから軸がブレている”とアドバイスをいただいた。6番ぐらいから、丹田を意識してショットもパットもできるようになって、バーディが6個獲れて良かった」

■岩橋里衣(6アンダー・2位タイ)

「チャンスに付いても、ひと筋違っていましたね。思ったよりバーディが獲れなかった。雨の影響できのうとコンディションも変わった。きのうのイメージがあったので、なかなかピンに対して突っ込めなかったですね。後半は、ようやく突っ込むことができ、スコアもひとつ伸ばすことができたのは大きかった」

■山本景子(5アンダー・4位タイ)

「(開幕戦の)rashink×RE SYU RYU/RKBレディースのあと、レギュラーツアーに2試合出させていただいたんですが、ショットの調子が悪く、結果を残せなかった。きょうもすごいショットが悪かった。パットで凌ぎながら、ピンに付いてくれたところを決めきれただけです。まだまだ、ショットの調子を上げていっている途中。あすは、いまできることを一生懸命やるだけです」

<ゴルフ情報ALBA.Net>