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鈴木愛をかねて優勝に導いた“秘策”再び 苦境脱却へパッティングにテコ入れ

<デサントレディース東海クラシック 事前情報◇17日◇新南愛知カントリークラブ 美浜コース(愛知県)◇6456ヤード・パー72>

「ニトリレディス」、「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」と過去優勝大会で予選落ち。苦しい状況が続く鈴木愛が、ホステス大会でパッティングのグリップをクロスハンドで握ることを示唆した。

鈴木愛のスタート前パッティング練習を激撮【動画】

「調子はいいのに、入らない」というパッティングにテコ入れする。指定練習日となったこの日、練習ラウンドからずっとクロスハンドで握り続けた。「元々クロスハンドでいくつもりはなかったのですが、短い距離の練習をしたときにそのほうがスムーズに手が動いた。あと順手だとフックのような回転がかかってしまっていたので」と理由を明かした。

クロスハンドにするのは久々で、「たぶん2年前にやったけど…、試合は覚えていません」と記憶もおぼろげ。ただ、いい思い出がある。「16年の女子プロ選手権のときに、3日目までクロスハンドにして優勝しました。そこまでショートパットが良くなかったのですが、クロスハンドにしてフィーリングがよくなりました」とかつて惜敗続きにピリオドを打ったのがこの握りだった。

「あとは自信を持ってできるかどうかだと思います。相性がいい好きなコースですし、ホステス大会でもあるので、いい結果を出したい。恩返しできるように頑張りたいですね」。悩める26歳は、かつての秘策でトンネルからの脱出を図る。(文・秋田義和)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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