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男子ツアーは20-21年統合・出場資格は持ち越し 海外選手への対応も発表

17日(水)、日本ゴルフツアー機構(JGTO)は臨時理事会を開き、2020年と21年シーズンを統合することを決定した。これに合わせ、現時点で保持している出場資格は21年末まで持ち越されることとなる。

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国内男子ツアーは、今年1月の「SMBCシンガポールオープン」開催後、新型コロナウイルス感染拡大の影響で中断。現時点で8月20日開幕の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」からの再開に向けて調整を行っており、ツアー再開の条件として以下の4つの項目を発表した。

・緊急事態宣言が発令されていない状態

・海外のツアーメンバーに入国制限が解除されている状態

・従来のトーナメント規定、新型コロナウイルス特別規定(作成中)を適応できる状態

・全関係者や、ゴルフ場の近隣住民の安全確保ができる状態

ツアー再開時に出入国ができない外国籍の選手については、新型コロナウイルスの影響に合わせた特別保障制度なども含めて対応を検討中。男子ツアーでは海外選手が賞金シードの半数近くを占めるため、現在政府への働きかけを含めて対応を進めている。

また、翌年の出場資格をかけた予選会(QT)は通常の形では実施せず、特別QTとして2020年10月頃の開催を予定している。詳細は調整中となっているが、これに合わせてツアーメンバーを10人程度増枠することも発表された。

また、トーナメント再開にともなうPCR検査については、選手や全関係者らの実施が決定。費用負担や詳細な実施方法については調整中となっている。

7月9日から2日間の日程でツアー外競技として行われる「JGTO共催ゴルフパートナーエキシビショントーナメント」に関しても、PCR検査を実施予定。JGTO側は、「PCR検査はもちろん、トーナメントの運営についてもガイドラインに沿いながら、テストケースを重ねてツアー再開に向けて動いていきたい」とした。

理事会後のオンライン会見に臨んだ青木功会長は「皆さんと同じで早く(ツアーを)やりたいと思っているが、なかなか様々な問題が解決されない限り前に進めない。なるべく選手と同じ気持ちで会場に行きたいと思っているし、ファンの方々に会って話を聞きたいと思っている。早い収束を願っている」と語った。

<ゴルフ情報ALBA.Net>