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どんどん広がり続けるオーガスタ・ナショナルGC 現在は東京ドーム9・5個分に

4月13日といえば、本当なら2020年「マスターズ」を終えた翌日のはずだったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で今年は11月に延期。そんな騒動の中でマスターズ会場のオーガスタ・ナショナルGCは、同コースの真向かいに位置するショッピングセンターを購入、この日に契約が済まされていた。地元のオーガスタ・クロニカル紙が伝えている。

延期が決まった直後、ガランとしたオーガスタGCを激写【写真】

ワシントン・ロードを挟んで正面のナショナルヒルズショッピングセンターは15エーカー、18000坪で東京ドームの1.3コ分に相当する。同コースの正門からクラブハウスをつなぐ並木道、マグノリアレーンからわずか200ヤードくらいで、高級マーケットなどが入っており、値段は2600万ドル(約28億円)とこれまでのオーガスタ・ナショナルGCの購入歴でももっとも高いものだった。その直前の3月27日には同コースの南西側の家5軒を220万ドル(約2億4千万円)で購入している。

近年周辺の土地購入を続けているオーガスタ・ナショナルGCの所有する土地の合計は現在110エーカーとなり、これは東京ドームが9.5コ分という広大な広さとなった。

これまでに購入した土地には新しい練習場やプレスビルディングが建てられ、またパトロンのための無料パーキングも拡張されている。

今年2月にはワシントン・ロードを挟んだ反対側にテレビクルー用の“グローバル・ブロードキャストビレッジ”を建設、交通を遮断しないように地下トンネルを作りコースとの往来を可能にしたという。11月にはその姿を見られそうだ。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>