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昨年覇者は出場厳しく悲痛な思いも…大人のコメント 「大会開催は大変うれしく思います」

今季の国内女子ツアーの開幕が、今月25日から始まる「アース・モンダミンカップ」となることが3日に発表された。だが無事開催に至った場合でも、日本は新型コロナウイルスの水際対策として感染拡大している国・地域からの入国制限を実施中。母国で調整を続けている多くの海外勢が出場できないという問題が起こっている。

申ジエのように、13本をウェッジのように打てるようになるためには?【連続写真付き解説】

2019年大会覇者の申ジエ(韓国)もその1人。昨年は悪天候のなか、原英莉花らを制してシーズン3勝目を挙げた。今季は2015、16年大会のイ・ボミ(韓国)以来となる連覇がかかるが、それもかなわぬ夢となる可能性が高い。

「同じ舞台でファンの皆様にお会いする事をとても楽しみにしておりました。また、アメリカツアーでプレーする選手達が渡航するのを見て、日本ももうすぐだと心待ちしておりました。しかし、私事ですが本当に残念な事になりそうです。一日も早く日本に行きたいと待っておりましたが、日本ツアー開幕決定のうれしい知らせを聞いても、今すぐ、日本に行くことができません」

現在、出場に向け様々な方法を模索しているが、厳しい状況だという。「日本女子プロゴルフ協会の会員のひとりとして、思い出深い大会に参加できるよう切に願っております」。ギリギリまで動くつもりだが、自分ではどうすることもできない多くの現実に直面し、やるせない思いが強まる。

それでも今回の開催に対して、「待ちに待った開幕です。大会開催の知らせを聞き、大変うれしく思います。コロナ禍の中、大会開催のためご尽力くださった大塚会長はじめゴルフ関係の皆様に感謝申し上げます」とコメントを出したジエ。何とか出場できるようになることを祈るばかりだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>