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渋野日向子で沸いた全英AIG女子オープン 開催決定は6月15日

6日、R&Aは9月にアルゼンチンで開催予定だった「第一回ラテンアメリカ女子選手権」の中止を発表。続いて国際ゴルフ連盟(IGF)が10月にシンガポールで開催予定だった「世界アマチュアゴルフチーム選手権」の中止も発表した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響は大きく、R&Aはすでに男子メジャーの「全英オープン」(7月16〜19日)の中止を発表しているのだが、ロイヤルトゥルーンを舞台とする海外女子メジャーの「全英AIG女子オープン」(8月20〜23日)は今も開催予定となっている。果たして全英女子は本当に開催されるのだろうか?

「6月15日、米LPGAツアーとR&Aが話し合って決めることになっている」と米LPGAツアーのマイク・ワン会長が英テレグラフ紙のインタビューに答えた。つまり昨年、日本勢として42年ぶりにメジャー制覇を達成した渋野日向子がディフェンディングとして出場する大会が、今年開催されるか否かが決まるのは6月15日にデットラインが設定されている。

当初は6月半ばにツアーを再開する予定だった米LPGAツアーだが、4月29日に1カ月遅らせ、現在は7月15日開幕の「ドウ・グレート・レイクス・ベイ招待」からとなった。

第4戦目にはメジャーの「エビアン・チャンピオンシップ」(8月6〜9日・フランス)を皮切りに、翌週は「アバディーン・スタンダード・インベストメンツ・スコットランド女子オープン」、そして全英女子オープンと欧州3連戦が予定されている。

「男子メジャーと違い、女子メジャーは地域の大きな負担にならない。もし無観客試合が条件ならそれも可能だろう。開催に自信を持っている」とワン会長。

現在予定されている8月大会を今季内に延期するのはスケジュール上厳しいことから、6月15日の決定は「開催か中止か、どちらかになると思う」。

あと1カ月余りで決定、安全に開催できる道へと進んで欲しい。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>