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「ダボが来たかな…」というピンチもバーディに! 4位浮上・松山英樹がショット好調に「これが続けられれば」

<WGC-メキシコ選手権 2日目◇21日◇クラブ・デ・ゴルフ・チャプルテペック(メキシコ)◇7355ヤード・パー71>

松山英樹は、2日目に9バーディ・2ボギーの「64」をマーク。トータル9アンダーで順位も4位タイまで浮上した。トップのブライソン・デシャンボー(米国)との差はわずかに『2』。「久々に上位で土曜日を迎えられるので、すごく楽しみ」と、2017年の「WGC-ブリヂストン招待」以来となる米ツアー6勝目に近づいていく。

好調!松山英樹のドライバースイングを連続写真で分析

スタートホールからアクセル全開だった。10番パー4でセカンドをピン下80cmにつけバーディを奪うと、11番パー5でもバンカーからの三打目を2mにつけ、これを沈めスコアを伸ばした。13、15番もバーディを奪い、前半だけで4つの『〇』をスコアカードに刻んだ。

折り返し直後の1番では、ティショットがあわやOBというヒヤリとする場面も。「昨日はアゲンストの風だったけれど、きょうはどっちか分からなかった。同じように打ったら、つかまってしまった」というショットだったが、これがなんとかグリーン左のラフにとどまり、難を逃れた。「ダボが来たなと思ったら、バーディが獲れたのでよかった」。運も味方した。

すると続く384ヤードの2番パー4では、「あれは会心。久々にあんなに気持ち良く打てた」と自画自賛のティショットが、フォローの風にも乗ってワンオン。11mから2パットで決め、バーディとした。3番でも3連続となるバーディを奪うと、5、6番と連続でスコアを伸ばす。7番で1m、8番で1.5mを外しボギーとしたことについては、「7番はもったいないけど、8番はいいパットをして外れただけなので、仕方ない。スコア的にはすごく腹が立っていますけど」と振り返ったが、「いい形でプレーできているので」と割り切った。

先週の「ジェネシス招待」を5位で終え、その好調はメキシコでもキープ。特にショット面については、「ミスは当然していますけど、その範囲がすごく狭まっている。うまく修正もできているので、これが続けられればと思う。スイング自体がよくなりつつあって、先週の2日目に『この感じかな』というものも見つかった。それを忘れないように」と手ごたえを感じている。この日のフェアウェイキープは14ホール中10ホール。パーオンも18ホール中15ホールというプレーに、うなずいた。

まだ2日間と折り返したところだが、「一番自分がここ(上位)でやりたいと思う位置なので」と、しっかり優勝が見えるところで週末に入るのは気分がいい。「パッティングはどうなるか分からないけど、ショットに関しては、あまり順位の影響を感じないタイプ。いいショットが打てれば自ずと上位に居られると思うので、それを目指して頑張りたい」。普段通りのプレーを続け、優勝を争う一人として最終日を迎えたい。

<ゴルフ情報ALBA.Net>