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「うまく修正できた…いい傾向」 松山英樹が終盤の2バーディで8位好発進

<WGC-メキシコ選手権 初日◇20日◇クラブ・デ・ゴルフ・チャプルテペック(メキシコ)◇7355ヤード・パー71>

先週の「ジェネシス招待」を5位で終え、上り調子のなか訪れたメキシコで、松山英樹が2アンダーの8位タイと好発進。特にこの日の18ホールでは“修正力”が光った。

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スタートホールの1番。303ヤードと短いパー4でワンオンに成功すると、3mからきっちり2パットでバーディを奪った。しかし、そこから足踏みの時間が続く。「ショットが途中からブレ始めて何でかな」と、なかなかしっくりこず、11番までパーを並べた。12番のパー4ではラフ、バンカー、ラフと渡り歩き、スコアをイーブンパーに戻してしまうボギーを喫した。

それでも「最後の方にはうまく修正できたので良かったと思う」。セカンドショットをグリーン左ラフに入れてしまった15番では、アプローチからの4mのバーディパットをねじ込み再びアンダーパーに。さらに最終18番では、フェアウェイから残り131ヤードのセカンドを52度のウェッジで60センチにつけてバーディ締めとした。

「前半からあまりいい感覚がなかった。アイアンは良かったけど、ドライバーにつられてアイアンも悪くなっていた」とティショットからリズムをつかめず、ラウンドが進行する一日。それでも「14番あたりから、いいショットが出始めたので、そこはすごく救い。やっていることが大きく変わったとかはない。少し気をつけるだけでいいショットが出始めているので、いい傾向かなと思う」と、モヤモヤを明日に持ち越すことなく、ホールアウトを迎えることができた。

パットに関しても、「ストローク自体はすごくよくなっている。あとは距離感をしっかりと出せれば、もう少しラインに乗ってくれる」と上向き傾向。先週「64」を出した3日目に投入したパター、スコッティ・キャメロン『スペシャルセレクトFlowback F5.5』はこの日もバッグイン。引き続き使った理由を聞かれた時には、「先週よかったのに、替えたら何言われるか分からないので(笑)」と答えるなど口も滑らかだ。

「明日もしっかりと伸ばしていけるように頑張りたい」。首位のローリー・マキロイ(北アイルランド)とは4打差。もちろん、その背中ははっきりと見えている。

<ゴルフ情報ALBA.Net>