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セキ・ユウティン、飛距離30ヤードアップで2020年シーズンに準備万端

株式会社ミツウロコグループホールディングスと所属契約を結んだセキ・ユウティン(中国)が契約発表会見に出席。3月5日に開幕する今シーズンへの仕上がりが順調なことをアピールした。

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日本ツアー参戦初年度の17年以来となるレギュラーツアー。賞金ランキング78位に沈んだ同じ轍は踏まないとしっかりと準備してきた。なかでも重点を置いたのがドライバーショット。「3年前は飛距離が220ヤードほどしか飛ばず苦労しました。でも、トレーニングをたくさんしました。特にこのオフは週6回、みっちり鍛えました。そのおかげでヘッドスピードは4m/s上がり、飛距離も250ヤードまで伸びました」。平均飛距離が上がり、コースの総距離も年々増す女子ツアー。そこに対抗するための研鑽を積んできた。

もちろん、飛ぶだけでは駄目。安定感を増すべくこのオフにはスイング改造も着手した。「これまではかなり手首、腕を使っていましたが、それだと再現性が高くない。なので、下半身主導でできる限り腕を使わないスイングにしました。この方がプレッシャーがかかる場面でも同じように振れると思います」。ダウンスイングで腕を下ろしたら、そこからは下半身、体の回転で振り抜くようにしたと動作を交えながら話した。

またフルシーズン戦える体を維持するべく、このオフは「ストレス解消も兼ねて(笑)」と食事量を増やして体重をアップ。「体脂肪率は秘密です(笑)」と照れ笑いを見せたが見るからに大きくなった。それを「シーズン中も週3〜4回はトレーニングしたい」とキープすることで夏場から終盤になってもバテないようにしていく。

開幕に向けての対策もしてきた。舞台となる琉球ゴルフ倶楽部は、沖縄特有の風に洋芝とツアーでも珍しいセッティングでの戦いとなるが、2週間沖縄のコースでキャンプを行い感覚を掴んできた。

契約を結んで初めてのトーナメントは開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」。初日のラウンドが行われる3月5日は22回目の誕生日。「今年は初優勝したい。その年の初戦の初日が誕生日というのはゴルフ人生で初めて。きっといいことがあると思います」。準備万端で挑む新シーズン。昨年プロテストを合格した“ルーキー”が台風の目となる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>