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明るい性格が魅力の“ハワイアンガール” その特徴は…「話始めると止まらなくなります(笑)」【初シード選手へクエスチョン】

鈴木愛が2年ぶりに賞金女王の座についた昨年の国内女子ツアー。今年のツアーを彩る50人の賞金シード選手も決まったが、うち13人が初シード入り、平均年齢も26.3歳と過去最年少を記録するなど、ツアーの“新陳代謝”は著しい。そこで初めてシード権を手にした選手13人に、その心境を聞いてみた。“素顔”に迫る質問も織り交ぜながら、喜びの声をお届けする。

明るい性格が魅力のハワイアンガール、エイミー・コガ。渋野日向子、原英莉花、河本結らと同じ2018年のプロテストを受験すると、これらの選手を抑え込み見事トップ合格を果たした逸材だ。そしてその実力を、ルーキーイヤーの昨年もしっかりと見せつけた。

通算獲得賞金は2980万6500円で41位。昨季開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」を2位タイで終えるなど、トップ10にも4度入った。早期の初優勝も予感させるエイミーに、シード選手となった心境など話を聞いた。以下、一問一答。

――まず初シード入りの感想は?

「QTを受けなくてよかったのが、すごくうれしいかったです。冬のゴルフは、あまりしたくありません(笑)。短期決戦なので、その時の体調で来年試合に出られないことも考えられるし、ツアーで少しずつでも稼いで(シード選手になりたい)と思っていました。本当にありがたいことですね。(2018年は)QTが近づくにつれ不安も募って、メンタル的につらい時期もありました」

――では自身の“強み”はどこだと考えていますか?

「アプローチはこだわっています。『このショットなら80台を打ってしまうかも…』というくらい調子が悪い日でも、バタバタしながら何とかイーブンでまとめる、みたいなラウンドも多かった。それはアプローチのおかげだと思っています。昨年は試合に出続けて、セッティングが難しいなか何とかスコアを作れました。パターなどの面でみても、少し強くなれたのかなと思える1年でした」

――スイング時に気をつけているポイントはどこですか?

「体重移動やタイミングなど、スイングのバランスですね。ゴルフのスイングは、いろいろな動きがあって、それを短い時間ですべてやらないといけません。その一つひとつをチェックすると、頭もゴチャゴチャするし、体だって動かなくなってしまいます。何年もゴルフをやってきて、動きは体が覚えてくれているから、『タイミングとバランスが合っていれば大丈夫』と言い聞かせてプレーしています。“スイングはシンプルに”というのは、いつも考えていることです」

――『この選手には負けたくない!』という人はいますか?

「ルーキーイヤーだったので、今はみんなが自分よりも上手だと思っています。でも5年後とかには『(年齢が)下の子たちには負けたくない!』とか思うかもしれない。今は自分のゲームができれば満足してます」

――仲のいい選手は誰ですか?

「必ず会ってお話するのは、藤本麻子さんや、葭葉ルミさん、あと宮里美香さんとか。美香さんには、小さい頃からお世話になっています。米ツアーでハワイに来た時には、写真撮影してもらったりサインをいただいたりしてました。ツアー会場にいる方は、みなさん優しくしてくれます」

――最近、奮発して買ったものなどはありますか?

「買ってはいないんですけど、ママや妹もいるから、ハワイにみんなで住める家を借りました。これまでママとパパにはたくさんサポートしてもらったので恩返しもしたいですし、みんなが気持ちよく過ごせて、私もいつでも帰れる場所を作りました」

――クセはありますか?

「なんだろう…難しい(笑)。話始めると止まらなくなるところかな(笑)。インタビューとか、電話をする時にはずっとしゃべってます」

――もし明日地球が無くなるとしたら、何をして過ごしますか?

「時間があまりないですし、ハワイに帰ってる場合じゃないですよね(笑)。そしたら家族、友達にメールをして『大好きだよー』とか『ありがとうございます』とか伝えます。あと、アサイボールを食べたいです。大好きなので(笑)」

――ゴルファーになってなかったら、どんな仕事をしていたと思いますか?

「日本にはツアーに出場するために来たので、とりあえずゴルフをやってなかったら日本にはいませんでした(笑)。普通にアメリカの大学に行って、卒業してという感じだと思うけど…、全然想像がつきませんね。他のスポーツはすぐ諦めたりしていたから、スポーツ選手ではないかな。海が好きだしスキューバのインストラクターとか、あとヨガの先生とかをやっていたかもしれませんね」

<ゴルフ情報ALBA.Net>