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五輪枠争いに本音 日本勢3番手の鈴木愛は「変えてくれないかな(笑)」

都内で行われたPINGの新製品発表会に鈴木愛、渋野日向子の国内女子ツアー2トップが登場。集まった大勢の報道陣の前で商品の特性や良さをアピールした。

昨年は国内男女ツアーで合計17勝を挙げた同社のドライバーなどに加え、新たに加わった飛び系のアイアンや新型パターなどのアピールを、とどまることを知らない進撃を続けるPINGの広告塔として発信した。

発表会ではアイアンのデモンストレーションショットや、パッティングの見本を見せるなど、人気、実力トップクラスの2人の周りには人だかり。緊張感あふれるツアー会場とは違ったなごやかな雰囲気で会は進んだ。

8月には東京五輪が開催される大事な年。21日時点の女子世界ランキングでは畑岡奈紗が5位、渋野が11位、鈴木が15位と、15位以内までに各国最大4名の枠に入るが、これが15位を外れると各国2名になるため、6月末までにランキングを維持しなければならない。

し烈な争いが早くも展開されており、鈴木はそのボーダーラインとなる15位。「変えてくれないかな(笑)」と、20位、25位までの中で4人など、規定が緩和されることを冗談めかして話すが、まだまだ焦りなどはなさそうだ。

今後の成績次第では出場圏外へとはじき出される可能性もあるが、「自国開催なので出たい」と徐々に気合がこもることは承知の上。その上で、「日本の開幕戦から出ます」と、出場可能な米ツアーの「HSBC女子世界選手権」の出場は回避、国内を今季の開幕にする見通しだ。

そのうえで、国内試合と海外女子メジャーに出場しながら、「出る試合で頑張って、ランキングは意識しません。6月までに一度ピークを持って行きたいです」とあくまでも目の前の試合で全力をつくし、五輪出場を果たす構え。

「できれば2年連続で賞金女王も目指したい」。若手台頭いちじるしい女子ツアーの中では中堅の存在。昨年は目標を5勝に設定して7勝。それでも「内容的には不満だった」と、まだまだ高みを目指す姿勢は変わらない。まずは23日から渡米し約4週間の合宿を行い、シーズンインに向けて気持ちを高めていく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>