このエントリーをはてなブックマークに追加

日本ベストフィニッシュを狙うアン・シネの意外な素顔 抜群の英語力はネイティブレベル

<ニッポンハムレディスクラシック 3日目◇13日◇桂ゴルフ倶楽部(6602ヤード・パー72)>

3日間、曇りと雨と風のなか、「思っていたより寒い」としながら、どこか満足げな表情を見せたアン・シネ(韓国)。日本ツアーのベスト順位、12位に迫る安定感を見せている。

ちなみに関西弁の腕前は…【動画】

「グリーンも難しいなかで、まあまあのゴルフができています。耐えることがきていると思います」と、3日目を終えてトータル4アンダーの15位タイ。「日本の知り合いから素晴らしいコースと聞いていたので、とても楽しみにしていましたが、その通り素晴らしい環境。とても気持ちがいいですね」と、初の桂ゴルフ倶楽部でのプレーを満喫している。

シネの言葉を借りれば、「ラブリー」なコース。「私が住んでいたニュージーランドにそっくり。練習日は晴れて暖かな陽気でしたが、本戦に入ったら寒い。まるでニュージーランドの夏みたいで、楽しい」と、流ちょうな英語で話を進めた。

シネは韓国に生まれ、9歳のときにニュージーランドに移住。長きにわたり同国の代表選手としてもプレーした経験も持つ。そのときに覚えた英語は当然ネイティブレベル。そんなシネに日本語でも韓国語でもなく、英語で質問をぶつけてみると、少し驚いた顔をしたのち、生の言葉で語り始めた。

シネが初来日した2017年5月以降、囲み取材の場は何度もあったが、毎回通訳を介しての言葉。ルックスが先行し、ウェアについてや、日本食の話など、ゴルフと関係ない質問が連日飛んだ。プロゴルファーは“魅せる”商売だが、あまりゴルフの内容について“生”の声を聞いたことがなかった。

「初日はショットが良かったし、ピンに絡んでいった。でもパッティングをあまり決めることができなくて、取りこぼしもあった。2日目はあまりパッティングが…。きょうはもっと伸ばせた感じがします」と、首位とは7打差ながら、初のトップ10入りも目前だ。

今季はここまでのベストフィニッシュが「ヨネックスレディス」の23位タイ。17年の初参戦以降、一度もトップ10はなく、ベストは17年9月の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でマークした12位タイ。今季も思うような結果を得られないまま中盤戦に入ってしまったが、今後も日本を中心にツアーを戦う気持ちは変わらない。

最終日の目標は「明日はもっといいスコアで回れたらいいかな。ここまで悪くないので」と、表情は明るい。3日間レインウェア中心でぴったりウェアを披露する場面は少ないが、今回はゴルフの内容で魅せている。これまで果たせなかった上位争いに食い込んだとき、次は何を語ってくれるのだろうか。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>